
店舗工事のテナントの下見を兼ねた現場調査に向かう道中、強豪校の高校球児の雰囲気を醸し出している学生を見かける。明らかに体格が違う。そんな子達が元飲食店のような建物から出てくる。寮として使われているのだろう。元飲食店なら、彼らの食事をつくるのにはもってこいだな。と思う。
現場に到着。良い立地、工事もやりやすそうで、家賃も条件も問題が無さそう。その場で、どんなコンセプトで、どんな風に考えて自分なら作るか、を話す。もちろん最終的には施主の指示や希望に沿うのが当然の筋だが、言われたことをやるだけの無責任な業者にはならないようにしたい。そしてそう思える施主と仕事をしたいと思う我儘さが最近はある。
店舗デザインをしている先輩とも最近話題にでるが、店舗に使える費用は年々減少している傾向があって、物価上昇と反比例している印象が強い。そうすると、全体の絵を描く立場の我々の力量は更に必要になってくる。そこのハードルを越えなければ、おそらく今後店舗の仕事は無くなるだろう。変化して、進化していかなければ需要が無くなるという適切な環境が目の間にある。ありがたい事。
新築住宅の打ち合わせ。断面図の説明と見積前の仕上げの打ち合わせ。積算に必要な図面の打ち合わせは完了した。これから見積へと進む。
ユニットバスのメーカーで打ち合わせ。会社の標準仕様を考えてみる。
新築住宅の打ち合わせ。コンセントの話。平面の修正。保険と融資の相談に回答する。
会社でスタッフと打ち合わせ。最近引き渡した家具工事で自分が感じた事を話す。建築の場合、同じ発注者が同じ説明をしたしても、聞き手によって完成する商品が異なるという内容の話をする。小さな棚一つでもそれが起こる。起こるという事実の理解が必要で、問題という訳ではない。聞いた事をそのままやる事で、施主の満足が得られるわけではないという得難い経験をもしできたとしたら、それは幸運と考える。次に生かせば良い経験だし、忘れて再発すれば意味の無い経験になる。経験自体に善悪の色はついていない。
家に帰る。道が混んでいる。裏道を走る。ピタピタなのにダルダルになっている白の肌着一枚で水色のポリタンクを運ぶ老人とすれ違う。なぜあの恰好で外に出られるだろうか、あれが変化で進化の果てなのかもしれない。そんな事を思う自分も短パンに裸足。他人の心配をしている場合ではない。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

