
朝、水と残少プロテイン。プロテインはジムに入会した時にテンションが上がって注文したが、続かなかった。つくづく自分の事が分からない。今考えれば、続けるられる可能性はかなり低いのだが、入会時はやれると思ってしまった。ジム経営会社のPR力が、私の自己理解力を超えたという事になる。せめて、プロテインは飲み切りたい。
分室で新築住宅のプレゼンを行う。プレゼン時は、資金計画表と提案図面をセットで提出する。資金計画と、提案図面の連動が奇麗にハマるとスピードがでる。資金計画の説明を最初に行い、次に図面の説明に進む。資金計画が、提案図面の坪数の根拠になるから、がその理由。建てられない費用感の提案をしても、意味が無い。
提案図面を書く時は、初回のヒアリング時のメモを見ながら考える。メモには相談者の一日の行動や趣味、嫌いな家事、好きな時間。一人時間の過ごし方、買い物の分担、生い立ちなどが箇条書きになっている。何畳のリビング、とか、キッチンは対面、とかの定数に関しては強い要望でない限りはあえて把握しない。家を作ると同時に、その人の人生を考える。「家づくりは人づくり」は渡邊さんの言葉。私は、建築を通して、施主の人生をなるべく豊かにしたい。
材料高騰中で世界の状況も読みにくいので(戦争中で無くたって今後の状況なんて読めないのだが)平屋と2階建ての2案を出す。同じ面積なら、2階建ての方が建築費は安い。建築に掛ける費用も将来の豊かさに関与する大事な要素。建物が豊かならそれで人生が上手くいくとは全く思わない。つくづく無責任な職業だと思う。
費用という現実を片手に持って、もう一方の手で施主の夢を代弁して、希望を見せる。欲しくなるように。買ってもらうために。きっと将来施主の役に立ち、豊かさに繋がるはずだと予想を並べて、購買意欲を刺激する。施工責任が存在するから救われる。設計責任も法的な部分では勿論あるけど、打ち合わせで並べて浴びせた夢や希望の言葉への責任は生じない。そういう意味で無責任だ。本心ではない事を話している訳ではないし、本当にそうなると良いと思って言葉にしているけど、毎回半分は自己嫌悪。半分は自己満足。仕事は楽しい。毎回真剣に考えているし、建築を続けたい。
相談者は(まだ検討段階なので施主ではない)、「今までで一番楽しい打ち合わせだった」と言葉をくれた。救われる。建築前夜に見る現実は厳しく、辛い側面も多いはずだが、楽しんでもらえて嬉しい。プレゼンはこれでおしまい。相談者が施主になるかどうかは、施主次第。あとは連絡を待つ事しかできない。
昔プレゼンをして、相談者のまま施主にはならなかった方から連絡が来る。住宅の仕事はお願いできませんでしたが、車庫の施工をお願いできますでしょうか?との文面。打ち合わせの日程を調整する。
出張で曹次と食事をしながら話す。「マインドフルネス」という言葉を教えてもらう。「過去や未来の雑念にとらわれず、今この瞬間に意識を集中させる心の状態やそのための実践方法」らしい。過去に学び、未来を想像し、雑念ごと希望を成就させるために今を生きている。カニ食ってる時ぐらいしかマインドフルネスにはならん。ああ、蟹食べたい。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

