
朝食は味噌汁のみ。玉ねぎが入っている。いい甘味。
銀行で打ち合わせ。支店長にご挨拶。若い担当が色々とうるさくてすみません。と支店長。本当ですよ支店長、最近の若い子ったら。と私。嘘です、丁寧で助かっています。と訂正も忘れない。大人になるという事はこういう中身のあるようで無い会話を成立させる能力が向上するという事でもある。
子供の頃、家には親の顧客が頻繁に来ていた時期があるので大人に話しかけられるのにはその時期に慣れた。大人が雑談をしている時に飲み物とコップをお盆にのせて出せばどのくらい褒められるかも分かっていたし、何歳?と聞かれたら年齢に加えて今の学年を伝える事で一段階知的に見られることも知っていた。
それから30年以上経って、物販分室に来てくれた小学生のお客に今度は私が「何歳なの?」と尋ねる日が来た。彼は年齢と次の学年を同時に伝えてくれた。「今何歳です。この春で何年生になります。」と。年が明けて学年が変わる前の節目の時期だった。なんて賢い子だと感心した。二段階は知的に見えたし、実際に頭がいいのだろう。上には上がいる。
会話の流れで質問に対して回答する、ということは実は結構難しいことだと思っている。質問されて、回答をしている間に質問が薄れていくからだろうと思う。で、答えは?と突っ込んでもらえることは少ないのでそのままフワッと質問は宙に浮く。仕事の話の時も、脱線中も、Qされた場合のAに関しては気をつけているつもりでいる。宙に一度浮いてしまった質問は、回収が大変。
現場ではもっと注意する。曖昧な返事や発言はしない。「これでいいと思います。」と「これにしようと思います。」と「これにします。」と「これに決定します。」は使い分ける必要がある。職人や施主を悩ませてはいけない。安心と自信を持って進めるように言葉は意識して使う。自分は気をつけるが、相手の言葉は曖昧でも汲み取るというところがポイント。自分勝手な思想なので相手に求める類のものではない。
新幹線で東京へ。滅多に無い遠方での施工の仕事。ありがたい。地元の仕事は曹次に任せて、現場管理に向かう。図面や見積り、事務作業はどこでもできる。大家さんと施主と打ち合わせ。その後はホテルの近くで食事。揚げ物を避ける事ができた。斜め前にはハイボールと枝豆だけが卓上にあってノートPCで作業をしている男性。上には上がいる。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

