
クロがやたらと左足の匂いを嗅ぎにくる朝。右足をだしても、左足だけに関心がある様子。何かの予兆か、虫の知らせならぬ犬の知らせかと思い、若干心配が募る朝。
飲食店計画中の施主から店名のロゴデザインの決定案が届く。看板工事の観点からレイアウトや費用感を把握するために色々準備を始めると、ロゴデザインを見た感想を教えて欲しいと言われる。ロゴデザインの画像だけを見て、何か感想をいう事は難しいと直感的に思う。ロゴを考えるにあたってデザイナーはおそらく入念なヒアリングをしているはずで、その内容を吟味して検討し、成果物としてロゴデザインがある。完成品だけを見て何かを語る事は木を見て森を見ずに等しい。とはいえ、何も意見を言わないというのも質問者に対して失礼かとも思うので、意見を述べる。
本心としては、依頼するまでが一番悩むところで、誰に依頼するか決断したら、あとはその人に任せるのが最も適当な態度と自分は思う。いろんな人の意見を聞く事は、あまり意味がないと思う。結婚相手を決めたら、その相手との間に出来た子供を愛するのみ。というのと同じ。あくまでも私の価値観であって、押し付ける気はさらさらない。誰かに背中を押してもらいたいという気持ちも、不安な気持ちも良くわかる。自分も通ってきた道でもある。
フランス対モロッコを見る。フランス強い。このまま危なげなく世界一になってしまうのではないかという懸念が産まれる。一方で、それの何が悪いのかとも思う。悪くはないが、苦労して、苦戦して、ハラハラドキドキしたいと思っている。サッカーが見たいのではなく、生きるか死ぬかの戦いを見たいのかもしれない。
老洛の保健所許可の更新をしに保健所へ。無事、5年間営業する事ができたと実感する。許可は更新した。もう少し、状況と環境が許してくれる限りは店を続けようと思う。まさに生きるか死ぬかの戦い。
建具修理の現場、家仕舞いの相談の現場、新築住宅工事中の現場を回る。
施主に紹介されたお茶屋へ行く。話題にでたり、紹介されたりした店や場所には可能な限り出向く事にしている。理由はなんとなくでボンヤリしているが、とても重要な事のような気がしている。
夜は職人さんと老洛で食事兼打合せ。自分が職人との付き合い方で大切にしている事や、要求している事について話をする。図面やメモでの指示も大切だけれど、自分の考えや美学や哲学を知ってもらう事も同じように大切。好きなように話し、語り、最終的には食事代をご馳走してもらい、恐縮する。徒歩での帰り道、左足を段差に強打。クロの予言的中。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

