2026年5月11日 カーペットと武器

ヤクルトと水を流し込んで、ブログを書いて、関西へ。

大阪にある、カーペット工場の見学が目的。カーペットを住宅に使うのは、ずっとやりたい事の一つで、オンラインで見ていたが、実物を見て話しが聞きたいと思っていた所に見学イベントの広告を見つけた。

工場では、数十年前から同じ機械を適宜修理しながら、正に一糸乱れぬ動きで制作が進められていた。今使っている機械が壊れると、再現できるか分からないらしく、将来の不安も常に抱えている様子。海外の中古の機会を輸入しようとするだけで、輸送費と設置費の合計金額は億を超えるらしい。

工場見学後は、ショールーム兼宿泊施設へ移動する。実際の空間に敷かれている様子を見て、体感する。いつものフローリングとの感触の違いによって非日常感がたっぷり。清掃性や経年変化やメンテナンス、施工について質問する。予算の壁は多少あるが、どこかで一度使ってみたいと思う。

ショールームは宿泊施設としても使われていて、その宿泊費の設定などについても質問する。建築家の作った建物に泊まる。という事を目的に人が動くのかどうかは興味深い。誰もサービスをする人は居ない設定なので、単に空間を楽しむだけのコンテンツで勝負している。自分達も同じ事ができる武器は持っている、はず。持っている武器を使えるかどうかの差を感じる。

ショールームに併設されいるスペースで物販も行っていた。ウールカーペットの生地を使ったラグを1点購入し、自分の物件で使ってみる。それから提案する選択肢に入れる。仕入れルートの確認もする。武器は手に入れた。あとは使えるかどうか。

前に行って感動した静かで怖くて美味いカレー屋でカレーを食べて、物販の仕入れをして、帰宅。

カーペット工場の見学に行ったが、建築を使った宿泊施設の例も見る事ができた。私は数年以内に建売に挑戦したいと思っているので(建売とショールーム民泊は違うが)良い勉強になった。建築費の高騰はおそらく鈍化はするが進んで行くはずで、おそらくこのまま行くと建築家としての仕事は少なくなっていく可能性の方が高い。依頼したいと思ってくれてはいるけど、予算のハードルを大きく抱えている見えない顧客にリーチしたいという気持ちもあるし、おそらくいつもの注文住宅とは違う事を考えないと成立しないはずだから、その実験もしてみたい。挑戦できるタイミングを逃すと、取り返しのつかない事になる。

手持ちの武器はこの数十年でおそらく増えた。所持しているものを正確に把握しなければいけないし、古い武器は手直しするか、交換するか、廃棄しなければいけない。そんな事を考えながら帰り道を走る。お土産を買い忘れたと気づくが、もう取り返しがつかない。

ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

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