2026年4月9日 ダブルマロンとドアノブ

朝食は頂き物の横濱ハーバーダブルマロン。横浜じゃなくて横濱ってところが粋で鯔背(いなせ)。しかもシングルじゃなくてダブル。シングルを食べたことの無い私でも、ダブルマロンと言われれば栗がたっぷりな気がしてきて気分が良いから不思議。ネーミングって大切。飲み物はアイスコーヒー。甘くて苦いいちにちの始まり。

横濱ハーバーダブルマロンをくれたのは、一緒にゴミ推進委員をしてくれたご近所さん。ゴミ当番の担当リストや引き継ぎ業務など面倒な仕事をメインでやっていただいたお礼を先日渡したら、そのお礼としてわざわざ持ってきてくれた。お礼のお礼がくるとなると、お礼をするというのは相当難しい事になる。ありがとうの気持ちが伝わったなら良いかと思ったが、渡すときになんと言ったかの記憶は定かではない。不安だ。甘くて不安ないちにちの始まり。

ブログを書いて、出発。建具屋さんの工場へ向かう。今施工しているカフェで使う、既存のアンティークドアの加工の打ち合わせ。ドアノブを付け替えるので、その品物を持参して施主にも合流してもらって説明する。既存の建具はアンティークのもので、かなり古く、味がある素敵なドア。金物も古いものの方が合うので、手持ちの古物から何点か持参する。こんな時のために古いものを集めている。ドアノブしか在庫がなくて、ラッチはどうしようかと思っていたが、建具屋さんが新品のラッチの在庫を数点出してくれて、その内の一つにピタリとはまった。「方法はいつでも3通りは考える。諦めない。」が建具屋さんのモットー。助けられてしまったのに、手柄は私のものになってしまう。施主が帰ったあとはコーヒーをいただき、1時間以上も話し込んでしまった。甘くて苦くて切ない、昼下がり。

建具屋さんからの帰りに職人さんが「健悟さんが好きだと思って外したビスを取っておいたのでどうぞ」と真鍮のマイナスビスを数本くれた。嬉しい。ありがとうまなちゃん。このビスがまた誰かを助けるよ。手柄は私のところにきてしまうけど。腕の良い親を持つ次世代の職人道は大変だと想うけど、頑張ってね。応援してるよ。あなたの仕事も作り続けるからね。

帰社し、曹次と物販分室の掃除とレイアウト。かなり長いことお休みしてしまった。什器を移動し、掃除し、確認。また少し動かし、遠くから近くから確認。正解はないが、なんか違うな、くらいは分かるようになった。埃と花粉でくしゃみ連発。くしゃみの数と比例してレイアウトは進む。なんとか70%ほど完了。残りはまた後日。4月25日の12時から「物販分室」営業再開します。来店したことのあるお客様には、前とは違う空間をお楽しみいただきたいと思います。腰痛とくしゃみの結晶です。ぜひ遊びにきてください。仕入れも休業中にやれる範囲で頑張りましたので、建築の相談もお気軽にどうぞ。

物販分室の営業はひと月にせいぜい5日〜7日くらい。建築の仕事があくまで私の本業で本懐なので、店舗の運営にフルコミットはできない。でも古物の仕事で集めたドアノブが、施主の喜びに繋がった。誰にでもできるけど、自分にしかできないことをしよう。片付けが終わっても、くしゃみは止まらない。苦しくて、むず痒い、いちにちの終わり。

っていうのが先日の飼い主に独り言。ワン。

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