
朝の歯磨きはフロス、リステリンとセット。廊下の狭さを利用して開脚ストレッチをしながら、そして片手でLINEの返信をしながら行う。同時に色々な事をしてしまいたいせっかちな性格がここにも出ている。
トイレ交換の現場に行って、指示。
新築住宅のプレカットの打ち合わせ。寄棟の屋根の家を設計した。リビングを吹き抜けにしながら、建物の高さを押さえて佇まいを美しくする為に一部の梁を鉄骨とし混構造にした。完成したら、鉄骨は見えなくなり、構造を成立させている部分は脇役になる。
納め方と考え方を構造担当と私と曹次で共有し、打ち合わせ資料の作成は調整は曹次に任せた。任せたので、打ち合わせ日まで口出しはしていない。資料をみたところ、しっかり準備し、大工とも事前に打ち合わせをしてある事が分かる。時間と頭と職人への質問を事前にかなりの時間を使ったおかげで、プレカットの打ち合わせ自体は早く終わる事ができた。それでもまだ多少の修正や調整の口出しは必要だったがそのために自分が居るわけなので問題ない。良い準備をすれば、他人の時間を奪わずに済み、それが信用と評価につながるんだよ。と告げる。
良い準備が必要だ。打ち合わせ自体には費用が発生してるはずだが、あまり意識される所ではない。相手の時間を奪わない事を考える必要がある。同じように、現場で職人を悩ませる時間も減らさなくてはいけない。指示が明瞭で、簡潔で、時間を奪うなら雑談で。コーヒーと一緒に。
改装工事中の現場へ行き、階段の納めの打ち合わせをする。
夕方から名古屋の中華料理店「クザン」の引き渡し。完成した内装に、施主が用意した机や椅子、照明や絵を設えていくと、一気に店になる。改めて、自分は脇役で背景となる箱を作っているだけだと実感する。未蕾でアルバイトをしていた青年が、修業を経て自分の店を持った。飲食店冬の時代と言ってもいい世相の中、厳しい融資の壁も乗り越え、給湯器のお湯も食洗器も諦め、目標に向かって進んでいる。あとは料理と人が入ればいよいよ始まる。設えを手伝いながら、彼の店にちゃんと見えますように、そうなっていきますように、と祈る。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

