
京都で個展をひらいている叔父の写真を秋に購入してから 一ヶ月ほど梱包を解かずに保管していたものを 自宅の内覧にお客様がくるのをきっかけに ダンボールを脱がした。写真は鳥と山の写真で 偶然 私の家紋(先日のブログ参照)と同じ構図だったので購入を決めたのだ。写真を見る度に家紋に込めた教訓を思い出せる(それなら家紋を額装して飾ればいいじゃないかという正論は聞こえない)。 壁に掛けるにあたって、どこにしよう どの高さにしよう と考えるのはとても楽しい時間。自宅の設計をしたのは6年ほど前で その時は額装されたものを買う という経験がなかったので 今になって もっと何もない壁を沢山作ればよかった と思う。 叔父の写真はダイニングから見える場所に飾った。まだ飾る壁はある。よし。
今設計している住宅数件は 何もない壁が多い家で 採光も通風も満たしながら 何かを飾る壁をいたるところに設けたいと考える日々。 家を建てた後、家族で出かけた先で出会った絵画や写真やオブジェを 飾る場所をどうしようか あそこの壁もいいし、あの家具の上もいいね と話してほしい。 子供が描いた絵を テープや画鋲でペタペタ貼るのもいい。そう言う家族の会話や経験を建物で誘発できたらいいなと思う。 壁に空く画鋲の穴や、絵を飾った後の日焼けなんか気にしないで大丈夫だから、沢山飾ってほしい。
午後から豊橋で飲食店の打ち合わせ。厨房の配置について。私は設計とデザインと施工が仕事なので 「設計」「デザイン」「施工」の目的を明確に分けている。とりわけ 設計とデザインの区別は重要で「設計」はサービスの歩数 料理の提供までにかかる時間 雇用しなければいけないアルバイトの人数 などに影響する数字や配置を担当し デザインは 美味しそうに見える 行ってみたくなる 落ち着く などを担当する。毎回 おしゃれな店を作る事を目的とはしておらず、融資の返済がしっかり計画通りにできて、且つ 発注者の身体が少しでも楽で、経済的に充実する事を目的にしている。 格好が悪くて、食べにくい方が回転率が上がって稼げる商品を売る店なら、当然のようにおしゃれに作らない事が大事。そういう事を 時間をかけて考え しっかり説明する。今回の物件は一人で切り盛りするお店なので、特に動線が重要。お施主を設計とデザインの力で助けたい。
店舗のデザインは 店の存在を知らなかった人に 見た目のイメージで 行ってみたい と思わせたり ネットで検索したりするのを促す くらいの効果しかないです といつも話している。一度その店に行ったら、2回目以降の来店は店のサービスにしか影響を受けない と思っています。おしゃれな店だからもう一度行こう という事は無いと設定している。流行る店 というよりは 長く 安定して 健全に続く店 をお施主様と一緒に作りたい。
年始に引き渡した住宅にクリスマスツリーが飾られた写真がInstagramで流れてきた。土間に素敵に飾ってあってとても嬉しい。私が飾った写真は今も目の前にあるが暗いからよく見えない。どうしたものか。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。


コメント