
朝食は味噌汁、卵、白湯。先日本屋に買い物に行った際に子供が最近興味を持っていそうなジャンルの本を数冊買ってきたので、机の上に置いておく。多少ページをめくった様子がある。携帯ゲームやYouTubeの楽しさにはなかなか勝てないが、それでも良いと思う。事実として、子供の興味があるジャンルを知ったのはYouTubeの視聴履歴からだったし、家に本がある事が大切で、読もうと思えばいつでも読める環境がある事が自分にとっては重要だ。
産まれてから進学で家を出るまで最も長く住んでいた家には本があった。親の寝室の奥の本棚に、おそらく母の集めた小説の一部がしまってあった。勝手に手に取り、ペラペラめくる。子供には難しい内容で読みふける事は無かったが、本の存在は近かった。毎週のように遊びに行っていた叔父叔母の家にも本はあった。ゆたかやの食卓には時代物の小説がいつもあった。
本格的に読みだすのは中学生の頃になる。宗田理からはじまり、10代後半からは東野圭吾に森博嗣を読んだ。フィクションもノンフィクションも問わず今でも月に数冊は読む。読書によってなんの能力がどう伸びたかはうまく言語化できないが、プラスが多いと感じている。子供が産まれて、五体満足であった事を確認し安堵した次に生まれた願望は、本を少しでも読む子になって欲しい。だった。人間は欲張りだとつくづく思った。自分が幼少期にあったものと同じくらいの環境は、作ってあげたい。
移動中、建設業関連のYouTubeを聞く。建設業の倒産廃業は前年比3割増しだが、大手ゼネコンは過去最高益。中小企業も4割が増収増益。建設業従事者も増加という数字の解説。私の会社は中小企業にカテゴライズされるが、実感はない。ほぼ毎年同じ件数と利益率で推移している。数字の分析は苦手で、興味があまりない。見積はしっかり計算して、工事完了後の原価も確認するが、それ以降はあまり追わない。反省と後悔と実践と実行のバランスにはいつも迷う。決算書の分析ができる経営者と会うと、いつも穴を掘って入りたくなる。
名古屋の高架下で、ホームレスと行政の人間が話し合っている様子を見かける。
外構工事を依頼している会社の担当者から、部署異動になったという連絡がくる。後任者に引継ぎをしたいと言われたので、嫌ですと答える。商品知識が多く、仕事の早い、いい人だった。そういう営業マンが異動や退社すると聞いた時は、変わってもらっては困る。と一度だけは抵抗するようにしている。貴方にこのまま担当してほしいです。という意味で。ささやかな抵抗は実ったことが無いが、抵抗の真意は彼に伝わった様子。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

