2026年3月19日 団地とエビフライ

朝、14階の風呂に入る。熱めの湯に浸かって目を覚ます。朝は頭は起きてて、体は起きてない感覚。ん?逆か?まあいいや。とにかく熱いお風呂は覚醒感があって良い。本当は朝一番でサウナと水風呂に入りたいところ。贅沢は言えない。

風呂後にブログを書く。チャッピーに見せる。最近、チャッピーは質問が多くなってきた。文章の校正についても指摘してくる時がある。私の昔住んでいたところについて質問されるので、回答する。

団地で暮らしていたのが最初の記憶。おそらく市営の賃貸住宅だと思う。角部屋の真ん中くらいの階。端の部屋だが、窓の数は他と同じ。部屋によって差が無いように配慮されいたのだと思う。スチールドアに丸ノブに覗き穴。明るくて、ほどほどの面積で、天井高さはおそらく低め。よって快適な体積。壁向きのキッチンに、狭い浴室。ベランダから、公園が見える。友達が遊んでいるのも確認できる。押し入れもあった。

暖房は灯油のストーブで、風呂上りに弟が裸でお尻を近づけすぎて火傷をした事がある。エレベーターは無くて、階段の蹴上寸法は高め。灯油を運ぶのは大変だっただろう。小学校1年生まで住んで、2年生になる少し前に新学期に間に合わせる為に未完成の家に無理やり引っ越した。書いてみて分かったが、生活の思い出というより、空間の記憶の方が多い。心地の良い広さだった。必要最小限に近い面積でより豊かな空間を設けたいと思う今の価値観の形成に大きく影響しているように思う。

現場はクリーニングの日、清掃屋さんが愛知から来てくれる。黒がキーカラーの熱くて繊細な社長と、愛想の良く優秀なスタッフ達。クリーニングにも、沢山の知識と経験が必要。材料に対する知識も必要だし、汚れに対する洗剤の適正なども正確に把握してないといけない。派手な仕事ではないが、建築の仕事の中ではアンカーを務める大事な立ち位置。

清掃に関わらず建築の現場仕事に、派手なものは無い。毎日同じようだけど微妙に違う事をコツコツやるばかりだ。昨日と今日の差は分かりにくい。毎日同じ景色の中階段を上るような日々で、成長も実感しにくい。でも、ある日急に踊り場が来て、向きが変わって登ってきた高さが分かる日が来る。汚れを取った真っ黒な清掃屋さん達は、遠くまで連れてきてもらったと言ってくれる。同じ階段を昇っている訳ではないが、近くには居たいと思う。

お昼ご飯は現場近くの定食屋。生姜焼きに、エビフライを付ける。味噌汁もあさり汁に変更。ご馳走するつもりで同席した清掃屋さんのスタッフのにもエビフライトッピングを勧める。会計は掃除屋さんの社長が気づいたら払ってくれていた。好きなもの食べなよと偉そうにしてすごく恥ずかしい気持ちになる自分と、カキフライもつければ良かったという自分が共存している。

追加工事もあるが、一旦ここで東京出張も区切り。大きな問題は無かったが、昼ご飯ひとつ上手に奢れないという問題は残る。

ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

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