
東京での現場管理が続いている。今日は作業が少ないので、ホテルで作業。住宅の断面検討の続きや、見積りの確認を進める。
ホテルの部屋でずっといると、息が詰まってくる。自宅の事務所ならもっと作業できるが、なぜだろうと考える。作業机の前が壁だからだろうか、とか慣れてないからだろうか、とか色々浮かぶがどれも理由として適当だが、しっくりは来ない。ホテルの近くにあるコメダに移動してみると、ホテルよりはましで、適度な雑音がある事、も条件かと思うが、自宅はとても静かなので絶対条件ではないと判断。結局どこでも長時間は作業できず、移動しては作業、移動しては作業を繰り返す。
今度着工する新築住宅の地盤調査の結果がメールで届く。地盤良好。地盤改良工事は必要なく、そのまま基礎工事に進む事にする。基礎工事に進むために、確認申請が降りている事と、地盤が安定している事は絶対条件。地盤だけは、土地購入した後でないと調査ができないので、土地購入を決める際に地盤改良費は予算組に入れておくのも大切。
昔の家は、土を転圧した上に置いた石に柱や束を乗せて家を組み上げていたので、地盤と建物は連結されてない。地震の際に家が土地とは縁が切れて石の上で跳ねるので、今でいう免震構造みたいな機能を果たしていたと聞いた事がある。今の家は地盤、基礎、建物が適切に一体になるように施工する。どちらが良いか、という事は無い。法律で定められているので、新築の場合は昔の基礎の作り方で建物を作る事は難しい。
ルールがあるというのは助かる。基礎の作り方一つにしても膨大で寛容な自由が与えられていたら、責任とやる事が増して、おそらくコストが上がる。皆、誰かに決めてもらえないと怖くて前に進めない時があると思う。「俺がルールだ」だった古の時代の職人達に頭が下がる思い。地盤改良が良好なのは良い事だが、地盤が弱いのが悪いというわけではない。弱い地盤なのに適切に改良しない事が悪い。
現場は床貼り工事まで完了して、次は家具工事に進む。工事の進め方にはある程度ルールがある。順番通りにやらないと、不都合が出る事が多い。東京は雪。雪が降った時は暖かい恰好をした方がいいというのはルールではないが、一枚羽織る事にする。結局集中するための条件は分からなかった。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

