
現場管理の一日。遠方の仕事なので、現場に常駐する。とはいえ、段取りは全てスタッフが済ませてくれていて、用意してあるものの答え合わせをするだけなので現場監督の仕事ではない。立ち合いに近い。現場調整くらいの感じ。
軽量工事からスタート。壁や天井の下地を作る事からスタート。実際はエアコンの設置がリモート指示で完了しているので、空調工事が完了した段階から工事着手した。近隣に店が多いエリアなので、お隣さんとお向かいさんに挨拶をして、コミュニケーションをとる。搬入を手伝い、壁の位置や納まりで気を付ける所を指示する。向かいは土産物と七味の店。当然挨拶の際に買う事になる。タオルとゆず風味辛さ中くらいの七味を入手。となりは飴屋さんとお茶屋さん、明日以降で買う事になる。
ある程度、仕事が流れ始めた空気を感じたら、現場を離れる。監視されている、と思われないようにする。管理をしているわけで、監視ではない。疑問点が無くなり次第職人さんだけの空間にする。監督は試合には出ない。試合がはじまったら、選手に任せる。
向かいに神社がある立地で、人の往来が割と多い。日当たりのいい場所にベンチがあり、お年寄りが結構座っている。何をしているのか観察する。大体の場合、ただ座っている。休憩をしているという事なのだろう。携帯をいじっている方はいない。大人になるという事は、何もしない時間を過ごせるようなる事なのかもしれない。
席が一つ空いた。座ってみる。携帯を開くのはマナーに反すると思い、読書にする。ローカル銭湯の主にローカルルールを破って怒られるという経験をした事があるので、ローカルベンチで読書をするのはOKなのか一か八かの賭けにでる。怒られずに済む。日がたっぷり射して気持ちがいい。ゆっくりしましょうね、という空気が全体にある。なるほどこれがランドスケープデザインというものか。
今読んでいる本は、森博嗣さんのエッセイと、創造系不動産の高橋さんの本。家や店を建てたい時以外にも、家について考えたい、建物の整理をしたい、など家の継承や不動産に悩んだ時に最初に相談される人になりたいと最近は考えている。大体の場合、不動産屋か司法書士や葬儀屋さんに話が行き、使える物は廃棄され、建物は壊され、相続の手数料はぼったくられる。それが悪いといってはいない。仕事は需要と供給が一致すれば成立するものだ。発注者が納得できていればそれでいい。ただ、相談の回答は相談者の利益点に知らぬ内に誘導されるものなので、最適解に近づくのが難しいと感じている。自分が最適解を出せるとは言ってない。ただ、少なくとも私は司法書士でも宅建士でも葬儀屋でもないので、最適解に近い位置にいる気がしている。もし、これを読んでいてくれる方で、建物や残置物(家具や家の雑貨や本や食器など生活の物全て)の処分や相続について考えている方がいたら、是非相談に来てください。高橋さんの本で勉強しておきます。
夜は広瀬さんと、しゅうへい君と飲む。今回もいろんな話をした。楽しかった。今回は、私が先に店に着いて飲み始めてしまった結果酔ってしまい内容をあまり覚えていない。私より随分若いしゅうへい君は何かに悩んでいたようだが、まともに相談に乗れやしなかった。なんの為に本を読んでいるのかと反省。帰りには二人と握手でバイバイ。ああ楽しかった。広瀬さんとしゅうへい君と飲んだ時は握手して別れるのをルールにした(勝手に)。ただし破っても怒られはしない(言ってないから)。
ってのが先日の飼い主の独り言。ワン。

